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八幡巻き!縁起物としておせち料理に入る納得の理由とは?

   

おせち料理の具材には、そのすべてに縁起の良い意味が込められています。それは新たな門出を迎えるにあたり、1年を充実させるための願掛けとして日本文化に根付いてきた風習です。今回ご紹介するのは、ごぼうを主役とする八幡巻きです。

ごぼうの他、彩り豊かな野菜をお肉などできれいに巻く八幡巻きは、おせち料理だけでなく普段の食卓でもいただく機会の多い一品ではないでしょうか。お弁当のおかずとして添えれば、見た目も豪華に仕上がりますね!

“八幡巻き”は何と読むの?

おせち料理に入る意味とは?

おせち料理にごぼうが使われることが多いのはナゼ?

お弁当にも使える八幡巻きのレシピを知りたい!

など、こちらの記事では八幡巻きについての知識を深めていきます。

八幡巻きは焼き物が揃う二の重に収まります。お重のなかでもメイン料理が並ぶ二の重ですが、タイやエビと肩を並べる八幡巻きには、一体どのような意味が込められているのでしょうか?さっそく見て行きたいと思います!

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”八幡巻き”は何と読む?

おせち料理だけでなく、家庭の味としても親しまれる八幡巻き!読み方は「やわたまき」であり、その発祥は現在の京都府八幡市だと言われています。昭和29年に3つの村が合併し八幡村となったこの土地は、ごぼうの産地であり、地域で収穫したごぼうをうなぎやどじょうで巻いた郷土料理が食べられていました。

このスタイルの食べ方が各地方に広がりを見せ、今では牛肉や鶏肉に野菜を巻いたもの八幡巻きと呼ぶなど、あらゆる地域で独自に発展を遂げてきました。子どもにも人気の八幡巻きは、甘辛いタレを絡めて味が整えられるため、老若男女問わず美味しくいただける定番料理として人気です。

八幡巻きがおせち料理に入る意味とは?

八幡巻きは、ごぼうやニンジン、いんげんなどを肉や魚でぐるり巻いたおしゃれな料理です。カラフルな色合いがおせち料理の見た目に華を添えますが、八幡巻きにはどのような意味が込められているのでしょうか。

八幡巻きには牛肉やウナギなどメインとなりそうな食材が使われますが、実は料理の主役はごぼうということをご存知でしたか?ごぼうは成長するにつれて地中に深く根を張り、耕土の深い畑で栽培するとその根はより長いものになります。ごぼうの根部はマイナス20度に耐えられるほどであり、長根種ではその長さが1メートルに達するものもあります。

見た目は細くとも力強く地中に根を張るごぼうを使った八幡巻きは、その生育過程にあやかり、健康や長寿を願った料理としておせち料理の一品になりました。またごぼうは、家族が土地に根づき、太い絆や安泰が未来永劫絶えないよう願掛けされた食材でもあります。

延命長寿安泰繁栄の縁起を担ぐものとして、祝いの席で定着してきたごぼうは、日本人の心と健康に大きく寄与している食材なのです!

お弁当でも大活躍!タコ糸なし!鶏肉をつかった八幡巻きの作り方

色合いだけでなく栄養バランスも良い八幡巻き!お肉と野菜のコンビネーションで料理のボリュームもアップし、さらに冷めてもおいしいため作り置きをするご家庭も多いのではないでしょうか。

こちらでは、おせち料理のプロフェッショナルであるおせちやスタッフが考案した八幡巻の人気レシピをご紹介しています。タレの調味料は、分量をお間違えのないように!今回はタコ糸なしで誰でも簡単に作れる八幡巻きのレシピのご紹介です!

【材料】

〇 鶏もも肉 1枚
〇 いんげん 5本程度
〇 ニンジン(スティック状にカット)3本程度

【八幡巻によく合う調味料の分量】

〇 醤油 50cc
〇 酒  50cc
〇 酢  50cc
〇 水  100cc
〇 砂糖 大さじ3

【作り方】

  1. 鶏もも肉は厚い部分を開き、均一な厚さにする。できるだけ広くすることがコツです。
  2. 皮目を下にして、いんげんとニンジンを巻いていく。
  3. サランラップでくずれないようきつく巻き上げる。このとき爪楊枝で数か所サランラップに穴をあける。

  4. 600Wで1分半、ひっくり返し1分加熱し形を形成する。

  5. 熱したフライパンに油をひき、④を転がしながら焼き目をつけていく。

  6. 深めの別の鍋に調味料を火にかけ、沸騰したら④の鶏肉を入れて中火で12分煮た後、火を止め味をなじませます。

夕食に食べる場合には温かいままカットして、煮汁も一緒に食べると抜群です。おせち料理やお弁当に使う場合は、冷ましてからカットして盛り付けると味も染み込んでおいしく食べられます。

とっておきやブログの「おせち料理に合う肉とは!~おうちで作れるおすすめ肉レシピも~」では、その他”電子レンジでできる簡単ローストポーク”のご紹介もしています。こちらのレシピは、おせち料理の他おもてなしやホームパーティの際に特におすすめです!作り方はシンプルなのにジューシーなローストポークに仕上がるため、お家時間を楽しく過ごすアイデアとして挑戦してみるのも面白いかもしれませんね♪

バリエーション豊富な具材

八幡巻きは牛肉や鶏肉、豚肉で巻き上げる調理方法がポピュラーですが、あなご湯葉を巻いていただく食べ方もあり、その土地に根付いた調理方法で多くの方に親しまれています。

また、中身の具材にアスパラガスやウドを使っても相性が良く、豆苗や長ネギ、山芋などアレンジを加えることで、味や歯ごたえの違いを楽しむこともできます。

八幡巻きは冷凍保存できる?

八幡巻きは調理に時間がかかるからこそ、一度に多く作り永く保存しておきたいものです。通常焼き物は冷蔵庫で2、3日保存が効くとされていますが、「もう少し長く日持ちさせたい!」と思う方も多いでしょう。こうした場合は冷凍保存がオススメです。冷蔵では数日で新鮮さが失われてしまう八幡巻きも、冷凍をすることでその鮮度を長持ちさせることができます。

おせち料理は三が日に食べる日本の伝統料理であり、そのいわれは元旦から3日間、女性が台所に立って料理をしなくてよいようになど諸説あります。日持ちする佃煮や酢の物から準備が始められるなど作る工程でも工夫が凝らされますが、おせちに入る料理の多くは冷凍が可能です。(こんにゃくは解凍時に水分が出るため不可)

見た目の華やかさだけでなく保存性の高いおせち料理は、まさに先人の知恵が詰まった重箱だと言えますね!

あとがき

おせち料理の定番八幡巻きには、健康長寿や安泰の意味が込められていました。肉や魚で野菜、根菜を巻く料理ですが、実はその主役はごぼうだったというところに、改めておせち料理の深さを感じます。

細く長く幸せが続くようにと願いが込められるごぼうですが、自然の恵みに生命力の強さを感じ願掛けへと結びつけるところは、日本人の感性の豊かさが表されているようです。

八幡巻きは断面を切ると、その彩の良さからも食卓が映える料理です。一度作れば冷凍保存も可能であるため、忙しいお母さんの強い味方になってくれるお料理ですね。お家時間が増える今だからこそ、おいしいごはんを家族みんなで作ることで楽しみを増やすこともできるかもしれません。タレや具材を変えご家庭オリジナルの八幡巻きに挑戦してみるのも面白いでしょう!

”食を通じてお客様の人生に笑顔と幸せなひとときお届けしたい”
生産者と専門スタッフの想いを、来年もおせち料理に詰め込んでいきたいと思います。
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㈱オージーフーズ おせち事業部

大好物は大粒の黒豆! 食育アドバイザーという資格を活かし、子どもたちに日本の食文化を広く伝えていきたいと思うワーキングママです♪

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