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鯛の姿焼きがおせち料理に登場する意味とは!?古来から伝わる納得の理由をご紹介

   

鯛の姿焼き

おせち料理のなかでもひと際目を引く鯛の姿焼き

”祝いの席=鯛の姿焼き”は度々目にするものの、「なぜおせちに加えて鯛なのか?」その意味をご存知ですか?そこに隠れた意味とは…

鯛は”めでたい”とゲンを担ぎますが、実は語呂合わせだけでなく他にも縁起のよさを感じさせる要素がいくつもあるからなのです。ハレの日に豪華な食卓を演出する鯛!

こちらの記事では、おせち料理に登場する鯛の由来について分かりやすくご紹介しています。

祝いの席の定番“鯛の姿焼き”!鯛は縁起が良いとされる3つの意味

鯛の姿焼き お食い初め

祝いの席で度々登場する”鯛の姿焼き”おせち料理の他、結婚式や試験合格などおめでたい日に食卓に並ぶ食材ですね。七福神の一人、恵比寿様もまた腕に鯛を抱えていることから、幸福の象徴として定着しています。

縁起が良いとされる所以には、”めでたい”という語呂合わせや、紅白の色合い、そしてその骨格に秘密があると聞くと驚く方も多いのではないでしょうか。

鯛がどのようなゲンを担いでいるのか早速見ていきましょう!

「目出鯛(めでたい)」の語呂合わせ

縁起物イラスト

「たい」「めでたい」にかけて語呂が良く縁起が良いとされています。

また祝い事の際に登場する鯛の姿焼きには、頭から尾まで食べることに結び付け「ひとつのことを最初から最後まで成し遂げる」という意味が込められており、前途洋々たる未来を連想させてくれます。

鯛の寿命は40年ほどであり、ほかの魚に比べ長生きであることから長寿命のゲンも担いでいます。特別感あるお魚ですが、普段耳慣れたことわざの中には、腐っても鯛、海老で鯛を釣る、鯛の尾より鰯の頭などがあり、普段からなじみ深い魚であることも分かりますね。

きれいな紅白色を帯びる

鯛 イラスト

鯛は春頃と秋頃に旬を迎える高級魚です。なかでも春に出回る鯛は産卵前であり、その体はきれいな赤色に染まることから桜鯛と称されます。日本では祝い事の際に紅白色使う慣習がありますが、これは”紅”=赤ちゃん”白”=別れと意味を持たせ人生を表現しているという説や、”ハレ””ケ”を表しているなど諸説あります。

昔から伝わる日本文化が現代でも根強く残り、鯛の紅白色と高級魚である特別感がハレの日にふさわしい食材として定着したようです。

金運を招く”鯛の鯛”とは

”鯛の鯛”という言葉を聞いたことはありますか?

鯛の骨格には肩甲骨と鳥口骨が繋がる部分があり、奇妙な形をしたその部位は鯛の鯛と名がつけられています。

鯛の鯛は左右で対になっており、1尾の鯛から2つだけ取れる希少なものです。なかでも真鯛においてはその形が美しく、「普段から身に着けて持ち歩くと金運に恵まれる」「元々縁起の良い鯛の中にある、さらにめでたいモノ」というように、幸運のアイテムとして言い伝えられてきました。

歴史を遡ると江戸時代の書物に”鯛中鯛(たいちゅうのたい)”と言葉が登場しており、栄華を極めた江戸の街でも鯛は縁起物として重宝されていたことが分かっています。

鯛の姿焼きを食べる日本の慣習

鯛の煮つけ

日本では祝い事の際に、鯛の姿焼きを食べる慣習があります。尾頭付きの鯛は、お食い初めや還暦祝いなどにも登場する豪勢な料理です。

お食い初めは、生後100日を迎えた赤ちゃんが一生涯食べ物に困らないようにと願いが込められた伝統行事ですが、真魚始め(まなはじめ)と呼ばれることもあり、生まれてから初めて魚や肉を食べさせる儀式として、古くから継承されています。

実際は乳歯の生えていない赤ちゃんが鯛を食べることはなく、唇に魚をつけることで食べる真似をするだけですが、こうした儀式からも鯛の姿焼きが幸福の意味を持つことが分かります。

また日本では還暦、古稀、傘寿など年の節目で祝いの席を設けますが、長寿命である鯛は年を重ねる事への素晴らしさを表現する食材としても相応しくあります。

三が日に食べない”にらみ鯛”とは

疑問 イラスト

日本では各地域により食文化や食事の作法に違いがあり、そうした異なりを学ぶのもまた面白いところです。例えば北海道の地域では、正月ではなく大晦日に豪華な料理を頂くなど、各地の食文化を比較すると多くの発見があります。

さて正月料理の定番魚鯛ですが、鯛を取り巻く食文化も東西で異なりがみられます

西日本では「にらみ鯛」という風習があり、こちらは三が日の間、用意した鯛の姿焼きに手を付けないというものです。

尾頭付きの鯛は元旦を含めて3日間食卓には上げつつも食べることはせず、三が日は鯛の縁起にあやかると言います。そして、4日目以降、温め直すなどの再調理を行い家族で頂くようです。にらみ鯛は関西地方ならではの食文化ですが、その作法にも決まりがあり、食べる順番は家の主が一番、次に男性女性とされています。

今では各家庭で食べ方のルールも様々な形があり、食の多様性が受け入れられる時代です。食文化の背景を探ることで意外性を感じたり、様々な気づきや学びに出会えるのもまた楽しい部分ですね。

祝い料理の王様”鯛の姿焼き”

鯛は縁起を担いだ高級魚であり、遥か昔から日本人のお腹と心を満たしてきました。お正月にはおせち料理と並んで鯛の姿焼きが登場するなど、特別感や高級感を演出してくれます。

縁起が良いとされる意味には、語呂合わせや紅白の魚体、そして鯛の鯛という骨格が関係していました。

もともと縁起がよい魚として親しまれる魚ですが、その骨にまで注目し「さらに縁起の良いもの」を見つけ出すとはとても面白いですね!貴重な祝いの席だからこそ食卓にあがる鯛の姿焼きですが、その食べ方も地域により様々ある事が分かりました。食の多様性を楽しみつつ、「家族みんなで美味しい鯛を味わいタイ」ですね!

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㈱オージーフーズ おせち事業部

大好物は大粒の黒豆! 食育アドバイザーという資格を活かし、子どもたちに日本の食文化を広く伝えていきたいと思うワーキングママです♪

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