こんにちは。おせちの達人「おせちや」マネージャーの嶋添です。
今日、皆様に詳しくその特長をご紹介したい食材は「若桃の甘露煮」です。
弊社のおせちにも入っている「若桃の甘露煮」。その鮮やかな緑色の果肉と淡い桃の香りは、おせち料理のアクセントとしても今や欠かせない存在となっています。
桃と言えば大きな種を想像してしまいますが、この若桃は甘露煮で仕上げられているので、種もやわらかくまるごと食べられるのがうれしいですね。パクっとそのままいただけます。私はこの柔らかい中にもサクッとした食感が大好きです。食べだすと止まらない…。
今回はそんな「若桃の甘露煮」について、おせち料理での意味、誕生秘話、そしてメーカーさんから教えてもらったおすすめレシピを詳しくご紹介いたします。
目次
おせち料理の「若桃の甘露煮」の意味
おせち料理の若桃の甘露煮は「いつまでも若々しくいられますように」という意味を込めておせちに詰めています。
おせち料理に入る具材はそれぞれに意味があるということは先日のブログでもお伝えしましたが、『若桃の甘露煮』にももちろん意味があり、願いが込められているんですね!
「若々しく」の意味は、もちろん「若桃」という文字から由来しているという説があますが、じつはそれとは別にきちんとした根拠があるという話もあるんです。
弊社のおせちに入れさせていただいている「若桃の甘露煮」のメーカーさんによると、お肌にイイと言われている成分の「セラミド」が、セラミドの原料素材である小麦胚芽と比較して若桃には13倍も多く含まれていることが確認されたようなんです。
そういえば、最近パフェなどのスイーツにも若桃が使われているのをよく見かけますね。これもひょっとしたらお肌の健康に敏感な女性のお客様を意識して作られたのかもしれませんね。
若桃の甘露煮の誕生秘話
若桃の甘露煮の原材料となる「若桃の実」の誕生秘話もご紹介いたします。ここだけの話ですよ!
じつは若桃の原料となる小さな桃は、『若桃の甘露煮』が誕生する前は捨てられる運命だったのをご存知ですか??
桃の産地で有名な福島県。桃の生産量は全国第2位を誇ります。
「若桃の甘露煮」はそんな福島県で誕生しました。
世の中にひろく出回っているフルーツである「桃」。
果汁たっぷりで甘い香りの果実は、夏から秋にかけて収穫されるフルーツの代表選手といっても過言じゃないですよね!私は桃をスーパーなどで見かけると本格的な夏の到来を感じウキウキとした気分にさせられます。
私が桃を魅力的に感じるのは、ジューシな果肉と、その大きさです!!
大きさは品種によって様々ですが、やっぱり大きい桃を食べるときは食べ応えの期待があって心が躍ってしまいます!
桃を大きくて甘みの強い実に育てる為には、実に充分な栄養を与える必要があります。その為には、実の数を減らすことでひとつひとつに栄養が充分にいきわたるようにしなければなりません。
そこで、栽培の過程で行われるのが「摘果(てきか)」です。
文字通り、あえて実を摘むという作業のことです。
なんと、ひとつひとつに栄養を充分にいきわたるようにしする為に、あえて犠牲にしなければならない実があったのです!!
このように摘果によって途中で切り取られた実は、これまで廃棄される運命だったようです・・・。
それをなんとか利用できないかとメーカーのみなさんが考え完成したのが、この「若桃の甘露煮」なんです。
その原料となる若桃は、じつは私たちが普段食べている大きくて甘い桃を生み出す為に必要な功労者だったんですねー!!
そう考えると、私は「若桃の甘露煮」のことを愛おしく感じてしまい、ひとつひとつ大事に大事にゆっくりと食べようと思うのですが、いざ食べるとなると、その美味しさであっという間にパクパクと食べてしまうんです(笑)
我が家でおせち料理の中でまっ先に無くなるのは、いつも若桃です!
若桃の甘露煮をアレンジして楽しむおすすめレシピ2選
そのままでも美味しい『若桃の甘露煮』ですが、それを使って簡単に料理をアレンジできるのも、この商品の良いところですね。
ご家庭で簡単にできる料理のレシピをご紹介しますのでぜひチャレンジしてみてください!
メーカーさんから教えてもらった秘伝のおすすめレシピですよ!とくに簡単に楽しめるレシピを2つご紹介いたします。
クラッカーを使ったオードブル
甘く爽やかな若桃の甘露煮とクリームチーズの風味がベストマッチ!!
アフタヌーンティやワインのおともにいかがですか!(^^♪
これは手が止まらなくなるメニューですね(笑)
若桃オードブルの材料(4人分)
- クリームチーズ:40g
- 若桃甘露煮 :12粒
- 若桃シロップ :大さじ1
- クラッカー :4枚
クラッカーの代わりにバケットでもOKです。
若桃オードブルの作り方カンタン3step♪
- クリームチーズを耐熱容器に入れ、電子レンジ600Wで30秒温めます。
- ①にシロップを加え、よく混ぜます。
- クラッカーに②を塗り、若桃をトッピングさせて出来あがり。
若桃ドリンク
暑い時期も、寒い時期も、人間は水分補給が大切です。
甘さの中にほのかに酸味を感じられる若桃をドリンクにしたら最高だと思いませんか?
シュワシュワ見た目も爽やかで、インスタ映えもばっちり!?(笑)
若桃ドリンクの材料(3人分)
- 若桃甘露煮 :15粒
- 若桃シロップ:90cc
- 炭酸水 :500ml
- ミント :適宜
若桃ドリンクの作り方カンタン3step♪
- 若桃甘露煮を1/4~1/8にカットします。
- グラスに①を三等分した量を入れ、若桃シロップを30ccずつ加え、炭酸水を注ぎます。
- 仕上げにミントを添えて出来あがり。
ちょっと多めのミントを軽く揉んで炭酸水に入れて頂くと、これからの夏にピッタリの爽やかなお味になりますよ!
甘めが好みの方は、炭酸の代わりにサイダーもお試しください。
あとがき
今回はおせち料理の「若桃の甘露煮」にスポットライトを当ててご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
一見、おせち料理のデザートかな?とも見える「若桃の甘露煮」も、誕生したエピソードや含まれている成分の話を改めて聞くと、欠かせないメインの品のひとつだと分かりますよね。
私たちおせち担当一同、ただおせち料理をお届けするだけでなく、このような誕生秘話や食材に込められた願い、由来をきっちりとお客様にお伝えし、味だけでなくおせち料理の奥深さを楽しんでいただけるようにしなければならないと改めて感じました。
またまた、身が引き締まる思いです!!
ではまた、次回のブログ更新をお楽しみにしていただけたら幸いです。
おせちやブログをご愛読いただきましてありがとうございます!

嶋添

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