オージーフーズの自信作「おせち」の専門店として、当店「おせちの達人『おせちや』」が発足いたしました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
まず第一回目のブログ更新となる今日は「ホタテ」の基礎知識を詳しく解説いたします。ちなみに、当店の金のおせちの中でホタテは「焼き帆立」としてメニューに入っていましたね!
みなさんはどんなホタテ料理が好きですか?
お刺身、バター焼き、炊き込みご飯、グラタン、フライ…殻付きのほたてが網の上でジュージューしている絵を思い浮かべただけでもよだれが出ちゃう~。
和・洋・中・イタリアンどれにも合う優秀な素材!
そのおいしさと高級素材ということからおせちに料理にもひっぱりだこのホタテですね。
私は東北育ちなので、殻付きの稚貝のお味噌汁がよく食卓に出てきていました。お椀の中の小さな貝を殻から外して食べるのが楽しくて、貝から出たホタテのうまみたっぷりの出汁がお味噌と合って絶品。
私のお気に入りのホタテ料理といえば、やっぱり、母の味「ホタテの稚貝の味噌汁」ですね。
今日はそんな美味しいホタテについてお話したいと思います。
目次
ホタテの有名産地
北海道のホタテ水揚げは日本一。その中でも有名なのは『噴火湾』。(ふんかわん、と読みます)
北海道の南に位置する『噴火湾』産の帆立は、北海道の雪解け水に含まれる豊富なミネラルを吸収しているため、弾力のある身で、旨みもしっかりと感じられます。
北海道に次いで有名なのは『青森県むつ湾』。
ホタテは産卵後に栄養分をぎゅーっと蓄えます。栄養分の中にはうまみ成分のグリコーゲンがたっぷり入っています。特にむつ湾で獲れる6~8月のホタテはまさに旨みのかたまり。その時期限定で獲れるのは『むつ湾』ならではです。
春から夏場水揚げするむつ湾ホタテには卵が少なく貝柱のおいしさを堪能できます。
産地でホタテ食べ比べしてみたいですね~(●>艸<)
美味しいホタテを育てる養殖
天然のホタテ貝もありますが、その半数が養殖のホタテです。
養殖といっても水槽などで育てるのではなく、自然の海で育てられるのでプランクトンなど自然界の餌を食べて大きくなります。
養殖方法の一つに耳吊りという方法があります。ホタテの稚貝の貝殻に穴をあけてテグスを通してロープに吊り下げる方法です。
この養殖技術で育てられた帆立は天然のものに比べ殻は汚くなりますが味に関しては遜色ないほどのおいしさです。養殖から約2~3年になると漁獲され出荷となります。
いろいろなホタテ
ベビーホタテ
ホタテ貝は育てた年数により用途や食べ方が異なります。
その中でも養殖して1年経ったものを小さな姿からベビーほたてと呼んでいます。用途としては主にボイル加工されます。
ちなみに、3年貝まで育つととお刺身用の大型になります。
干し貝柱
高級中華料理の素材として有名なのは干し貝柱。中国の長い歴史の中で培われた食材の一つで、生にない旨みを引き出す万能な食材です。
中国では保存期間が長ければ長いほど味わいが深くなると言われています。北海道産のホタテ貝柱は本場中国でも高級品とされ珍重されいるそうです。
スープの出汁や中華粥の出汁などに広く使われています。人気のXO醤にも干し貝柱が使われているのも有名ですね。
ホタテ貝徹底解剖
殻付きのホタテを食べるとき、黒い部分食べちゃだめなの?ほかは大丈夫かな?って気になったりしませんか?
ホタテメーカーさんから教えてもらったホタテ情報をもとに、それぞれの部位がどんな役割をしているのか、食べても良いのか、詳しく解説しますね!
外側の黒い丸い部分【中腸線(ウロ)】
×食べられません!
人間の腎臓の機能をする場所。
有害なプランクトンなどが生成する害をホタテ貝が接種しこの中腸線に蓄積しているんです。この黒い部分は間違っても食べないように気を付けましょう。
もし食べてしまうと、人体に影響が出る可能性があるので、ここの部位は避けてくださいね。
貝柱を囲む部分【生殖巣(白子・卵巣)】
〇食べられます!
白いものは白子、ピンクやオレンジのものは卵巣です。
浜の近くなどで、本当に鮮度の良いホタテはお刺身が最もおいしいとか。北海道だと3~4月が最も白子や卵巣が大きくなる時期です。
ご自宅で食べる場合は、バター焼きやカレーなどの具などもおすすめです。
時期によっては生殖巣がついていない場合もあります。
外側のひらひら【外套膜(ひも)】
〇もちろん食べられます!
ホタテ貝の貝柱などは薄い透明な膜で覆われています。これが外套膜(ひも)です。その先に付いている黒い点々はホタテ貝の眼です。
鮮度の良いホタテのひもはお刺身でも食べられます。コリコリとした食感がふっくらとした貝柱と違って、また味わい深いですね。
もちろん煮物や炒め物にもおすすめです。ほたてのひもだけを乾燥させた珍味も味が濃くてお酒に最高ですね。
ホタテの殻のむき方カンタン3step♪
もしスーパーで鮮度の良い殻付きのホタテに出会ったらどうしますか?もしくは大きな発泡スチロールで活ホタテが届いたら?
万が一の時に備えて、ホタテの殻を簡単にむく方法を説明しますね!
①ホタテの向きを確認!
ホタテの形を確認。貝殻が平坦な方を上に膨らみのある方を下に手のひらに載せます。
②貝殻と貝柱を切り離す!
ご家庭にあるテーブルナイフを殻と殻のすき間に沿わせて押し上げるようにしてゆっくり貝柱を離します。
③貝をひっくり返し黒い丸い部分(ウロ)を外す!
ウロと一緒に貝ひもが簡単に取れます。
あとはそのまま貝柱をとってお刺身やバター焼きなどお好みの調理でお楽しみください。取ったウロは捨ててひもは美味しく召し上がれます。
意外と簡単に出来ちゃうホタテの貝殻をむくコツを押さえていただければ、これで殻付きホタテにうろたえることなく新鮮な海の幸の味わいを楽しめますね!ŧ‹”ŧ‹”(๑´ㅂ`๑)ŧ‹”ŧ‹”
ホタテの日とは
6月18日をホタテの日として青森県漁業協同組合連合会・陸奥湾漁業振興会が制定しています。
陸奥湾のムツ(六月)とホタテの「ホ」の字を分解した「十八」から制定されたそうです。しかも6月は生産量が多く、最もおいしい時期とされていてホタテを食べるには最高な時期。
カレンダーに「ホタテの日」印をつけて6月18日はホタテのおいしさ存分に楽しみましょう!笑ヾ(。>v<。)ノ゙
スタッフより
ホタテについて知識が増えたところで、早くホタテを食べたくなりました。
当店のおせちに入っているホタテは青森県むつ湾産の「焼き帆立」です。旬のおいしい時期に獲れたホタテを使用し秘伝ダレでふっくらと焼き上げた「焼き帆立」は絶品ですよ!
おせち料理だけでなく、お酒のおともとしても人気の逸品です♪
また年末のおせちをどうぞお楽しみに!
ブログをお読みいただきありがとうございます。
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