おせちの黒豆が余ったら、保存方法に気をつけて美味しく食べきりましょう!今回は、おせちの黒豆の保存方法について紹介します。
~黒豆の意味や由来、美味しい作り方について知りたいなら~
おせち料理の「黒豆」の意味と煮方・作り方をおせち担当者が解説します
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目次
おせちの黒豆の保存方法
お正月に黒豆が食べきれなかったことはありませんか?傷んで食べられなくなってはもったいない!丹波黒豆のような高級な材料を使っていたら、絶対に食べきりたいですよね。
当然ながら常温保存はNG。おせちの黒豆は、冷蔵保存か冷凍保存をしましょう。ぞれぞれのやり方とポイントを解説します。
冷蔵保存する場合
冷蔵保存するときは、蓋つきの保存容器かジッパー付きの保存袋に煮汁ごと入れます。煮汁と一緒に保存することで、黒豆にシワが寄りにくくなります。乾燥して黒豆が固くなる心配もありません。
できるだけ長持ちさせたい場合は、保存して2~3日たったら火入れをするのがおすすめです。黒豆を鍋に入れて沸騰させ、1分ほど煮てください。75℃以上の加熱を1分間行うことで、雑菌の繁殖を防ぐ効果が期待できます。
ただし、火入れをすると水分が蒸発するため、煮汁が煮詰まってきます。火入れを繰り返すと味が落ちるため、早めに食べきるのがおすすめです。火入れの後は、しっかりと冷ましてから冷蔵庫に戻しましょう。
なお、保存容器に黒豆を入れるときは清潔な箸を使うのがポイントです。同様に、黒豆を食べるときは、保存容器から食べる分だけお皿に取り分けます。食事に使った箸を、直接保存容器に入れるのは雑菌繁殖の原因となるため、絶対に避けましょう。
冷凍保存する場合
黒豆を冷凍保存する場合は、冷蔵保存と同じように清潔な保存容器やジッパー付きの保存袋に入れます。
煮汁ごと冷凍すると、解凍後に黒豆にシワがよらず見た目がきれいなままです。煮汁を別の料理に使いたいときは、黒豆と分けて冷凍するとよいでしょう。お弁当用の小さなカップに取り分けてから保存容器に入れて冷凍すると、1回分ずつ簡単に解凍できて便利です。
また、解凍方法は食べる前日に冷蔵庫に入れ、自然解凍させるのがおすすめです。食べる直前に温めなおすと、より美味しく食べられます。電子レンジで様子を見ながら半解凍し、鍋に入れて弱火で温めると、ふっくら美味しい黒豆になります。出来立てに近い状態で食べたい人におすすめの方法です。
常温解凍は、黒豆が痛む可能性があるため避けてください。そして、解凍後はできるだけ早く食べきりましょう。
なお、長期間冷凍保存した黒豆は、若干食感が変わる可能性があります。冷凍保存してあっても、味や風味が落ちないうちに早めに食べることをおすすめします。
もし乾燥のままなら
おせちにするつもりで黒豆を用意したけれど、結局使わなかったことはありませんか?水で戻す前の黒豆は水分が非常に少ないため、乾燥状態の黒豆なら長期間の保存が可能です。しかし、気温や湿度が高い場所での保管は黒豆が痛む原因となります。乾燥黒豆の保管場所は、風通しの良い冷暗所がおすすめです。
また、一度水に戻した黒豆の場合、当然ながら保存期間は短くなります。風味が落ちないうちに調理をして、早めに食べきるようにしてください。
こんな時は食べないで!
黒豆はタンパク質を多く含んでいるため、適切に保存していても傷んでしまうことがあります。下記にあてはまる場合は食べないようにしましょう。
- 変わったにおいがする
- 酸っぱい味がする
- ネバネバと糸を引いている
常温に長時間放置する・口につけた箸やスプーンで取り分けるといった行為も、黒豆が痛む原因となります。
- 食べきれなかった黒豆は、正しい方法で保存する
- 黒豆を保存するときは、清潔な容器に清潔な箸やスプーンを使って取り分ける
おせちの黒豆を美味しく食べきるために、大切なポイントです。
保存しても食べきれない時は
黒豆は見た目もきれいで美味しいですが、一度に大量には食べられないでしょう。保存した黒豆がなかなか消費できない場合もあるかもしれません。
そんなときは、黒豆をアレンジして別の料理にリメイクすると食べやすくなります。黒豆は煮汁にも栄養があるため、煮汁ごと使うレシピがおすすめです。例えば、こんな方法があります。
- ホットケーキミックスを使って「黒豆パウンドケーキ」を焼く
- プリンやゼリーに黒豆をトッピングする
- 黒豆を煮汁ごと寒天で固めて「黒豆寒天」を作る
- 黒豆と煮汁に焼いたおもちを入れて「黒豆ぜんざい」にする
- 黒豆と煮汁をご飯と炊き込んだ「黒豆炊き込みご飯」にする
黒豆は甘みがあるため、スイーツとの相性が抜群です。甘いものが苦手な人はプレーンヨーグルトに黒豆を入れると食べやすいですよ。
黒豆には美容や健康におすすめの成分「アントシアニン」が豊富に含まれています。お気に入りのアレンジレシピを見つけて、ぜひ試してみてください。
黒豆を正しく保存して美味しく食べきろう
おせちの黒豆は、冷蔵保存と冷凍保存が可能です。冷蔵保存の場合は途中で火入れをすると長持ちしやすくなります。
保存するときは、清潔な保存容器に清潔な箸やスプーンを使って取り分けるのがポイントです。時間の経過とともに味や風味が落ちてくるため、早めに食べきるよう心がけましょう。
もし、異臭がする・味に違和感がある・糸を引いているなどの変化が見られた場合は、傷んでいる可能性があるため絶対に食べないでください。
また、保存した黒豆がなかなか食べきれない時は、別の料理にアレンジするのがおすすめです。おせちの黒豆のアレンジレシピはたくさん紹介されています。お気に入りのレシピを見つけて、黒豆を美味しく食べきりましょう。
㈱オージーフーズ おせち事業部
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